森の生活
会社を解雇され社宅を出ることになった山中慎一朗に否応もなく始まった釧路湿原鶴居村フォレストハウスでの森の生活。1992年ヘンリー・D・ソローとの出会いから始まった森の生活を振り返ります。
  〜森の物語〜
おばあちゃんの森 森のキモチの原点となったお話です。
カムイの森 森のキモチからの短編応募作品です。
森のキモチ 林業・森林セラピー・森林インストラクター・アイヌ・環境カウンセラーから学んだ森の物語です。
サード・ステージ 45歳で第3の人生が始まった男の物語。
  〜森のセラピー〜
北海道唯一・全国民間初の森林セラピー基地プライベートフォレストのプロデュース。富良野、札幌国際大学、北海道大学、ポー川史跡自然公園などの研究員・アドバイザーとしての中から生まれた山中慎一朗の森での過ごし方です。
  森づくり革命
15年間の森の生活から発見した新しい森づくりの提案です。林業から森林セラピー、森林インストラクター、環境カウンセラー、森林プロデューサーの中から生まれました。

2009年8月19日水曜日

森の生活「造材」〜森林プロデューサー山中慎一朗

 山に立っている木を買って山から木を伐り出し、丸太にして原木を売ってお金に換える。山の立木を切り出し原木にするまでの作業を請け負う。木をお金にするための商売だ。
 1996年ごろ中国の内モンゴルにポプラの木を植えにいった時に鳥取大学の教授に「私は北海道で造材作業をしている」と言ったら「山荒し」と言われた。京都議定書のおかげで少しずつ造材も「山荒し」のイメージから「森づくり」に移行しているように感じる。
 何のことはない荒らす山がなくなっただけなのかもしれない。天然林施行がなくなり人工林施行となればイメージはガラッと変わる。「健康な森を維持するためには手入れが必要」とメディアも取り上げる。
 2009年の私の森林環境ツアーの中で「木を伐っても良いか?悪いか?」を聞くと参加者全員が「伐っても良い」と答えた日があった。世も末である。「山荒し」と呼ばれた頃が懐かしい。

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